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☆ 二ツ重タンスA 再生・塗替え
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2011/09/06 |
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こちらのタンスの場合割れが結構ありました。割れる事により隙間ができるのでそれを再生します。金物は取り外す時切れたり、折れたりしないように慎重にはずします。 穴、ひび、かけ等壊れ方に応じてそれぞれ再生し、金物は汚れ、錆びを綺麗に落とし、本体も元の色がなくなるまで一度剝がします、それぞれ元の色に近い色を作り塗装をします。金物をつけて仕上がりです。 |
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このような年代ものを、お預かりしますと私達もとっても勉強になります。 自分が生まれるずーと前の職人のやりかたを見せてもらうことができるわけですからね。 有難い事すよ。このタンスもまた今迄使った年数以上に永く使えると思いますね。
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お預かり時の写真。 |
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この画像では良く見えませんが側板、表面の口板など割れが目だち、それを隙間なくはぎます。 削るのは最小限でおさえ、無駄に薄く、また小さくしないよう常に心がけております。
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金物 |
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こちらのタンスは金物にとても特徴があり丸い座の部分にはさくら、鶴と亀が彫ってありました。 きっとおめでたい時に誂えたものなのでしょうね。 錆びをていねいに綺麗におとし、またもとの色に近い色でしあげます。
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金物付け |
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大量の金物パーツを元の位置につけていきます。
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こんな感じに変わります。 |
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永年使われている家具は金物がなくなっている事が多く、殆ど生産されていない為とても入手が難しいんです、取れてしまった金物は必ずとっておいてくださいね。 |
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