北海道札幌市の特注家具の製作・修理・リフォームを行なう有限会社 三島木工。ソファーの張替えや桐タンス等の伝統家具の再生などを手がける。木工一筋50年 家具職人の技
三島木工

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伝統家具・和だんすの再生 

桐たんすや、無垢材で作られた和だんす・茶だんすなどの伝統家具を再生します。



50年程前に作られた茶箪笥。使い込んでぼろぼろになったものを再生しました。

↑引き出しや扉をはずし、丁寧に箱を解体していきます。 ↑ 側板や地板も全て無垢材なので
割れているところを接ぎ直して、削り直します。
↑割れた箇所に木を足して
 接ぎ直しているところ

←組み直したところ

接ぎ直し、削り直し
をした構造材を丁寧に
組み立てていきます。
      完成!→
塗装して金具をつけて、完成です!
透明ガラスを付けたら、和室にも洋室に
も合うような飾り棚に生まれわりました。


桐タンスの再生は、解体・削り直しを経て、伝統的な蝋引き仕上げで仕上げます。

←再生前

色あせや染みが目立ちます。
解体し、接ぎ直し削り直しを経て
新しい肌を出して行きます。
再生後→

組み直し、仕上げかんなを掛け
塗装を施せば新品のように
生まれ変わります。
昔ながらの桐たんすは、お手入れをすることを念頭においた作りになっています。
部材のひとつひとつまで解体し、跡を残さず組みなおしが出来る作りなのです。だから、再生後はほぼ新品に生まれ変わります。
また、桐たんすは他の和箪笥とは仕上げ・塗装の工程が違います。
うづくりで目を出し、との粉で目止めし、独特の「矢車塗装」を施し、最後は伝統的な蝋引き仕上げで仕上げます。蝋は、手の油や水分に弱いので、 直接手でさわらないでくださいね。引き手に和紙や房を下げて、それを引っ張るようにすると良いですよ。
最後に金具を付けたら完成です。
和箪笥の再生では、実は金具が入手困難で困ることが多いのも実情です。古いものでは、そのタンスの為に特注で作られた金具を使っていることも多いので、特注が大変高価となった現代では、同じものは手に入らない大変な貴重品です。

うづくり
夏目をおさえ、冬目を浮き上がらせて、木目を美しく見せるだけでなく、部材の表面を引き締める役目もあります。

との粉
表面をより平滑にするだけでなく、木が塗料を吸い込むのを防ぐ効果があり
均一な塗装が出来ます。
矢車の実
一昼夜煮込んで塗料液を作ります。天然の塗料です。お化粧で言うと、リキッドファンデーションのようなものです。
蝋(ロウ)
艶出しと汚れが付きにくくするために「ろう」を塗ります。




※伝統家具・和だんすの再生をご検討の際のご注意※

伝統家具・和だんすの再生をご検討のお客様におかれましては、以下の点を予めご了承頂きたく、お願い申し上げます。

  • 直接修理品を拝見しながら打ち合わせできるよう、弊社の伝統家具・和だんす再生サービスは原則として札幌市内及び札幌近郊のお客様を対象としております。
  • お伺いしてのお見積もりや打ち合わせは無料ですが、修理品の工場引取りや納品の際の運搬にかかる料金は、別途頂くことになりますので、何卒ご了承くださいませ。
  • 家具の修理・リフォームの料金につきましては、修理品の状態や作業内容なども千差万別ですので、原則として修理品を拝見してからでないとはっきりした金額は申し上げられませんが、まずはお問合せフォームから、ご希望をできるだけ詳しく書いてお問合せくださいませ。
  • 再生をご希望の場合、家具の染料、金具や付属品の中には、メーカー固有のもの、また現在は手に入らないもの等もありますので、全く元通りに復元することが困難な場合も多くあります。




 
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